けんこう日記

人生会議していますか?

元気なうちは縁起でもないといって避けがちな人生の最期に関する話題ですが、重い病気は急にやってくることもあります。

どこまでどのような医療やケアを希望するか、いざというときに本人の希望が分かっていないと医療現場では困ることがよくあります。

国が行った「人生の最終段階における医療に関する意識調査」(平成25年)では、人生の最終段階における医療について、家族と話し合ったことがある者の割合は約4割(医療福祉従事者で約5割)という結果でした。

一方、「高齢者の健康に関する意識調査」(平成24年)では、少しでも延命できるようにあらゆる医療を希望する人は5%延命のみ目的の医療はせず自然にまかせたい人は91%という結果でした。

この文章を書いた人
桐ケ谷 大淳(きりがや だいじゅん )

大阪府出身。2001年、滋賀医科大学卒業。社団法人地域医療振興協会にて地域志向型研修を受け、へき地の診療所で所長を務める。2012年に子育て環境を考えて、妻の実家のある宮崎県へ異動。地域の病院での在宅医療部門の立ち上げや、大学での教育に携わり、2020年4月から都農町にて勤務。ワーク・ライフ・バランスを良くしていくことが、ここ数年の課題。最近の趣味は、子どもたちとサッカーをしたり公園で遊ぶことです。

目次