けんこう日記

新しい千円札の顔

2024年度をめどに、新しいお札に変わるようですが、新千円札に描かれる人物をご存じですか。

北里柴三郎(1853-1931年)という医師で、「日本の予防医学の父」と言われたりしています。

感染症予防や細菌学の発展に大きな貢献をしましたが、破傷風菌の純粋培養(破傷風菌だけを取り出し培養する)や破傷風の抗血清(治療薬)を開発したのが北里柴三郎です。

第1回のノーベル生理学医学賞の候補にもなりました。慶応義塾大学の初代医学部長として後進の育成にも力を入れました。また、北里柴三郎が創設した北里研究所の50周年記念事業の一環として、1962年につくられたのが東京にある北里大学です。

この文章を書いた人
桐ケ谷 大淳(きりがや だいじゅん )

大阪府出身。2001年、滋賀医科大学卒業。社団法人地域医療振興協会にて地域志向型研修を受け、へき地の診療所で所長を務める。2012年に子育て環境を考えて、妻の実家のある宮崎県へ異動。地域の病院での在宅医療部門の立ち上げや、大学での教育に携わり、2020年4月から都農町にて勤務。ワーク・ライフ・バランスを良くしていくことが、ここ数年の課題。最近の趣味は、子どもたちとサッカーをしたり公園で遊ぶことです。

目次