「これだけは続けたい」民生委員を務める和子さんの生きがいとは

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つのまる
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結婚を機に都農町へ移住された、神宮和子さん。現在2期目の民生委員を務めていらっしゃいます。移住後の暮らしについてお話を伺ったところ、民生委員の他にもさまざまな活動をされていることが分かり、充実した生活ぶりを垣間見ることができました。

来年は主人の33回忌。周りの助けがあった

ー和子さんはどちらのご出身ですか?

東郷町(現日向市)の出身です。

ー何がきっかけで移住されたのですか?

結婚です。主人は早いうちに亡くなって、来年はもう33回忌。子どもが3人いるのですが、亡くなったのは小学校1・3・5年生のときでした。

ーご主人が亡くなられてから3人のお子さんを育てるのは大変だったのではないですか?

主人の両親・弟・妹、自分の姉・弟など、周りに助けてもらいました。同じところに住み続けられたことも良かった。感謝しかないですね。

ーどのようなお仕事をされていましたか?

主人が亡くなるまでは専業主婦でしたが、自動車整備関係の会社をしている知人から声をかけてもらい、 その会社で事務の仕事をしていました。その後はミヤチクに定年まで勤めました。

「体操」が生きがいの一つ

介護予防サポーター

ー今着ていらっしゃるポロシャツが気になっているのですが、“介護予防運動サポーター”とはどのような活動をされているのですか?

都農町がおこなっている運動教室のサポーターです。健康運動指導士の方の講義を受けてサポーターになりました。町内の公民館などを回り、「ここを鍛えるとこういった効果がありますよ」という話をしながら、高齢者の方々と一緒に体操をしています。今は週に3回行っていますよ。

体操が一つの生きがいかもしれません。他のことは辞めてもこれだけは続けたい。もっと高齢になったらサポーターとしてではなく、楽しむ側に回りたいですね。

都農町が主催する「100まで運動教室」のサポーターをしている和子さん。現在サポーターを募集中とのことで、「やってみようかなと思う人がいたら、ぜひ参加してほしい」と話されていました。

主な活動は「一人暮らしの高齢者の見守り」

つのまる

ー民生委員としてどのような活動をされていますか?

活動は多方面にわたります。一人暮らしの高齢者の方の見守りが一番多いかな。自宅に訪問して「困ったことはない?」と聞いたり、話し相手になったりしています。コロナ禍なので今は訪問を控えていて、道端で会ったときに声をかけています。

あとはいろいろな行事のボランティア。尾鈴マラソンの開催前にコースのゴミ拾いをしたり、災害救助訓練の手伝いをしたりするのも活動の一つです。

ー民生委員になられたきっかけは何だったのですか?

地区の婦人会の役員をしていた時に自治会の会長と仲良くなって、「やってもらえないか」と声をかけられました。最初は返事を渋っていたのですが、「どうしても他にやってくれる人がいないから」ということで引き受けました。

ー実際に活動されてみていかがですか?

訪問の際、最初の頃は面識がなかったので「誰やろうか。何しに来たんやろうか」と疑いのような目で見られることもありました。でも回数を重ねるうちに変わっていった。今では向こうから話しかけてくれるようになりました。

1期が3年なので今6年目。高齢になって体がいうことを聞かなくなってきたから、3期目をどうしようか悩んでいるところ。

忙しくて大変。でも楽しい

ー趣味はありますか?

月に1回、パン教室に通っています。お菓子作りも好きです。何でもやってみたくなる性格。

和子さんが作ったお菓子の数々

シフォンケーキ
チーズケーキ
苺大福

シフォンケーキが難しくて意地になって何度も作り続けていたら、冷蔵庫が失敗作でいっぱいになったことがある。最初は息子が食べてくれていたけど、見向きもしなくなった。やり過ぎてしまうのよ。いろいろ調べてこれやってみようあれやってみようって試して、失敗することもある。

他にも畑(家庭菜園)で野菜を育てています。今は10種類くらい。草がすごいことになっているから、休みの日に機械で耕したいなと思っている。

ーいろいろなことをされていて、毎日忙しいですね。

忙しい。時間をうまく使わないと大変です。夏場は油断できない。草との戦いに今は負けてる。体操を始める前はきれいにできていたんだけどね。大変だけど、体操も畑も楽しい

孫の誕生で増えた、家族との時間

つのまる

ーコロナ禍ですが、お子さんやお孫さんには会われていますか?

今1歳8ヶ月くらいの孫が生まれてから家族で集まることが多くなりました。その孫が私と同じ10月生まれなので、合同で誕生日会をしたこともあります。

ーお孫さんは何人いらっしゃるのですか?

4人です。20歳の孫もいるから、最近生まれた孫はひ孫みたいな感じ。

孫がもう少し大きくなったらプレゼントしたい本があってね。“10歳からの考える力が育つ20の物語”という本。例えば、「3匹の子ブタ」という童話がありますよね。この話はオオカミが悪いように書かれているけれど、もしかしたらオオカミにも家族がいて、子育て中だったかもしれない。そうやって見る角度を変えた本なのね。

この本を読んでから、子どもたちと喧嘩したときや人と話をしていて考えが違ったときでも、後から「そういう見方もあったんだな」と思い直せるようになった。自分の主張をし過ぎず、見る角度を変えることで、相手をもっと理解できるんだと思う。この本は20歳の孫にもいいかもしれない。

民生委員だけでなく、介護予防運動サポーターや家庭菜園、お菓子作りにパン教室と、毎日大忙しの和子さん。定年を迎えて時間に余裕ができたことから、「いろいろやってみよう」という気持ちになったのだそうです。今は逆に忙しくなり過ぎてしまったようですが、その忙しささえも楽しまれていて素敵だなと感じました。

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