予防接種⑤風疹
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予防接種6回シリーズ、5日目は風疹についてです。
風疹という病気をご存じでしょうか?
三日はしか、という言葉の方がわかりやすいかもしれません。
これはウイルスによる感染症で、発熱や関節の痛み、発疹をきたす病気です。
若い方であれば幼少期に予防接種をされている方がほとんどですので、成人の病気としては受け止めていない方も多いかもしれません。
風邪と同じように自然に治っていく病気ではありますが、最大の問題は妊婦さんが感染すると赤ちゃんに障害が出る可能性があることです。
先天性風疹症候群と言われ、心臓や目・耳の障害を来たします。妊婦さんだけでなく、妊婦さんに関わる人々が適切に予防接種を受けておくことがとても大切です。
免疫を確実につけるためには2回の予防接種が必要ですが、平成2年4月1日以前に生まれた方は、1回の予防接種のみであったり、場合によっては1回も予防接種を受けていなかったりすることがあります。
特に、昭和37年4月~昭和54年4月に生まれた男性の方には、免疫がついているかの抗体検査が強く推奨されており、市町村からクーポン券も配布されています。
成人が罹患すると重症化しやすいこともありますが、何よりも大事な家族を守るためにも、一度考えてみませんか?
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