予防接種③帯状疱疹
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予防接種6回シリーズ、3日目は帯状疱疹についてです。
帯状疱疹という病気をご存じでしょうか?
これは、加齢やストレス・疲労による免疫低下を契機に、みなさんの体の中で眠っている水ぼうそうのウイルスが目を覚ますことで起こる病気です。
帯状という言葉から想像されるように、胸や腰・手や足などに帯状に水ぶくれができ、触っただけでビリビリした痛みを伴うようになります。
一生のうちに3分の1の方が経験する、とてもありふれた病気で、高齢になるほど発症率が高まります。
自然に治りますが、厄介なことに1~2割の方に神経の痛みが残ります。
早期に治療するほど痛みの軽減・予防につながりますが、それでも残った痛みに苦しまれる方もいらっしゃいます。
日本では50歳以上の方にワクチン接種が認められています。
発症を50~70%減らし、神経痛を67%減少させるとの報告があり、発症時・後の神経痛を考えると接種効果は高いワクチンと言えるでしょう。ぜひ、診察室で相談してみてくださいね。
帯状疱疹は痛みも辛いですが、体の疲労やストレスの蓄積、場合によってはがんなどの重篤な病気のサインのこともあります。痛みを我慢せず、早めの受診をお勧めします。
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