ACP(アドバンス・ケア・プランニング)②
ACP(アドバンス・ケア・プログラム)の主体は本人です。
本人を中心に、家族や友人、そして私たち医療・ケアチームで、今後のことについて繰り返し話し合うことで、本人の意思決定を確認し、共有することができます。
「痛みや苦痛は取って欲しいけど、いざ心臓が止まった時は心臓マッサージとかはしなくていい。」や、「最後の時はできれば家で迎えたい。」など、人生最後の瞬間について具体的に考えておくことで、本人の意思を最後まで尊重できるのではないかと考えています。
そして、私たち医療・ケアチームは、その希望を叶えるために可能な限りのことを行いたいと考えています。
ACPは一回ですべてを決める必要はありません。
そして、途中で意思決定を変えることもいつでも可能です。
「将来のことについて考えてみたいけど、どうすればいいかわからないし、不安だ。」という方がいましたら、いつでも総合診療科へご相談ください。
当日は難しい時があるかもしれませんが、必ず時間を作ります!
この文章を書いた人
坂口 大介(さかぐち だいすけ)
埼玉県生まれ、宮崎市育ち。2019年に宮崎大学医学部を卒業、宮崎県立病院群フェニックスプログラムで初期研修を終え、2021年4月よりALL MIYAZAKI総合診療専門医プログラムで専攻医研修開始。現在、都農町国民健康保険病院 総合診療科勤務。
都農ワインは日頃から愛飲していたのですが、都農町に来て、美味しい食べ物に囲まれた結果、2ヶ月で5kg増えました。見た目だけでなく、中身も大きくなれるよう、日々精進します。都農町を堪能したいので、おすすめがありましたら、何でも教えてください。