けんこう日記

ポリファーマシーとは?

1つ星 (まだ評価がありません)
読み込み中...

みなさんは何種類の薬を服用されていますか?

持病が多い方や複数の医療機関にかかっている方など、10種類以上服用されている方もいらっしゃるかもしれません。

私の外来にも、「薬だけでお腹いっぱいになってご飯が食べられないよ!」という方がいらっしゃいました。

近年、ポリファーマシーという言葉が注目を浴びています。

これは、複数の薬を併用することによって有害な症状や機能異常が出ている状態を指します。

食べ物の食い合わせと同じように薬にも飲み合わせがあり、複数の薬を同時に服用することで予期しない副作用が起こったり、副作用が強く出たりすることがあります。

高齢者では5剤以上の薬を使用していると、転倒のリスクが倍になるとの報告もあります。
[高齢者の安全な薬物療法ガイドライン 2015, 日本老年医学会]

もちろん、持病によっては欠かせない薬があり、どうしても薬の種類が増えてしまうことがあります。

一方で、皆さんが飲んでいる薬の中には、なんとなく続いてしまっている薬や、生活習慣の改善などで服用をやめてもよい状態になっている薬もあるかもしれません。

かかりつけの先生に相談しながら、健康増進に取り組んで、服用している薬を一つでも減らしていけるといいですね

この文章を書いた人
枝元 真人(えだもと まさと)

宮崎県宮崎市生まれ。東京大学工学部卒業後に新日本製鉄株式会社(現:日本製鉄株式会社)でエンジニアとして勤務。医学の道を志し、2017年に宮崎大学医学部を卒業、沖縄県立中部病院で初期研修。2019年より宮崎大学医学部地域医療・総合診療医学講座の「総合診療専門医プログラム」の後期研修を開始。串間市民病院で1年間の研修を経て、2020年4月より都農町国民健康保険病院で総合診療科の立ち上げに従事。趣味は水泳やドライブなど身体を動かすことで、家で過ごす際はAmazonプライムを見ることが多い。

目次