破傷風の治療
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破傷風は、発症後数日以内に非常に危険な状態になるため、入院が必要となります。
破傷風の治療では、「抗破傷風ヒト免疫グロブリン」という薬を使います。この薬は、病状が進行してしまうと効果があまり期待できないので、早めの投与が必要です。
その他には、多くの人で呼吸をするための筋肉がけいれんしてしまうので、呼吸を助けるために人工呼吸器を使うこともあります。けいれんが起きた場合には、けいれん止めの薬を使います。さらに、部屋を暗く静かにして、刺激で発作を起こさないようにします。
治療が順調に進んでも、全ての症状が消えるまでには数カ月かかると言われています。
この文章を書いた人
つのまる医学生
宮崎大学の医学生は4年生後期から2年間、大学病院を中心とした医療の現場で実習を行います。5年生後期~6年生前期の医学生数名が、都農町で実習をさせていただきます。医師0年目として、患者さんの問診や診察、救急対応、訪問診療・看護・介護などのさまざまな場面で実習をしています。病院の先生方や多職種の方々に指導を受けながら、医師として必要な知識・技能・態度を学んでいます。将来どの進路に進んでも、患者さんの医療面や保健、福祉、生活背景にまで寄り添えるような医師になって、皆様に恩返しできるように頑張ります!
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