破傷風について
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先日、傷の治し方について紹介しました。
傷からの感染で怖いのが破傷風という感染症ですが、ご存じでしょうか。現在は年間約100人が破傷風を発病し、そのうち5‐9人程度は破傷風が原因で亡くなっています。
原因となる破傷風菌というのは実は意外と身近にいる菌で、普段は土の中に生息しています。野外活動が増える季節に、外で傷をつくって、そこから感染することがあります。人から人にうつることはありません。
錆びたくぎが刺さった、グランドで転んで皮膚を擦りむいた、傷があるのに土いじりをした、動物に咬まれたときなどは要注意です。
この文章を書いた人
桐ケ谷 大淳(きりがや だいじゅん )
大阪府出身。2001年、滋賀医科大学卒業。社団法人地域医療振興協会にて地域志向型研修を受け、へき地の診療所で所長を務める。2012年に子育て環境を考えて、妻の実家のある宮崎県へ異動。地域の病院での在宅医療部門の立ち上げや、大学での教育に携わり、2020年4月から都農町にて勤務。ワーク・ライフ・バランスを良くしていくことが、ここ数年の課題。最近の趣味は、子どもたちとサッカーをしたり公園で遊ぶことです。
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