とある総合診療医の一日③(日中業務編・午後)
13時半からは、リハビリテーション科や、病棟看護師、訪問看護などと日替わりでカンファレンスがあります。
医師だけでは医療はできません。多職種で力を合わせて、治療内容の確認や方針を話し合います。
14時からは午後の業務が始まります。
現在は新型コロナウイルス感染症に対応するために総合診療科の外来は休診中ですので、基本的には訪問診療、院外業務(コロナワクチンの問診など)、もしくは病棟で入院患者さんの診察を行います。
救急車の受け入れや、急患が来た時は対応します。
空き時間で診断書の作成や、主治医意見書などの書類を作成したりしているとあっと言う間に17時になります。
17時頃からは、学生や研修医の先生とその日診察した患者さんの振り返りをします。
学生や研修医の診察の際には、後ろに総合診療科のスタッフが必ず1人は付いているのですが、この振り返りでは総合診療科スタッフ全員でそれぞれの患者さんのケースを振り返ります。そうすることで、医療の質担保と、未来の医師を育てる教育のバランスを保っています。
振り返りが終わったら、残った仕事を終わらせて、平均すると19時頃に1日の仕事が終わります。
長い一日が終わり、愛する家族がいる家に帰ります。
この文章を書いた人
坂口 大介(さかぐち だいすけ)
埼玉県生まれ、宮崎市育ち。2019年に宮崎大学医学部を卒業、宮崎県立病院群フェニックスプログラムで初期研修を終え、2021年4月よりALL MIYAZAKI総合診療専門医プログラムで専攻医研修開始。現在、都農町国民健康保険病院 総合診療科勤務。
都農ワインは日頃から愛飲していたのですが、都農町に来て、美味しい食べ物に囲まれた結果、2ヶ月で5kg増えました。見た目だけでなく、中身も大きくなれるよう、日々精進します。都農町を堪能したいので、おすすめがありましたら、何でも教えてください。