大人のワクチン接種 その1
ワクチンと聞くと子どもの頃にたくさん打って、大人になったらインフルエンザや、今でいうと新型コロナワクチンくらいしか打たなくて良いと思っている方もいるかもしれません。
しかし、大人でも(大人こそ)接種すべきワクチンというのは実は結構あります。
代表的なものでいうと
・肺炎球菌ワクチン(65歳以上の方で5年毎)
・破傷風ワクチン(子どもの頃3回打っていない人は3回接種、3回打った人は10年毎に追加接種)
・水痘・帯状疱疹ワクチン(50歳以上、または水痘・帯状疱疹にかかったことのある人)
などがあります。いずれも成人になって感染すると重症化するおそれのある感染症です。
また、ここには載せられなかった他にも年齢や性別、持病などによって打った方がいいワクチンはいくつかあります。
自分はどのワクチンを打った方がいいのか分からない場合は、是非かかりつけの先生に聞いてみてください。
打つべきタイミングや費用について説明します。
次回は、大人のワクチン接種 その2「風疹(三日はしか)ワクチン」について投稿予定です。
参照:「おとなとこどものワクチンサイト」ttps://www.vaccine4all.jp/
この文章を書いた人
坂本 遊(さかもと ゆう)
宮崎県宮崎市に教育者の両親の元で生まれ、地元の中学、高校に進学。現役時代は宇宙工学に憧れ、JAXA(国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構)に入ることを目標に名古屋大学工学部を受験するも不合格となり、大学浪人に突入。その際、自分が恵まれた環境にいること、地元宮崎が好きなこと、人のためになる仕事に興味があったことから、一転して医学部受験を志し、翌年、宮崎大学医学部に合格。2019年に大学卒業後は古賀総合病院で初期研修を行い、2021年から「ALL MIYAZAKI総合診療専門研修プログラム」の第一期生として総合診療医としての研修を県立宮崎病院でスタートし、現在に至る。趣味はコーヒーと喫茶店巡り、ジム通い。暇さえあれば、県内各地のカフェに出没しているとの情報あり。