終末期の医療について
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こんにちは。
医療ソーシャルワーカーの田渕です。
数年前に「終活」をテーマにした番組をよく目にしました。
身の回りのモノや財産の整理、葬儀についてのシーンでは実際にお棺に入る体験も目にしましたね。
日本では「死」にまつわる話は縁起でもない「タブー」とされていましたが、現在では「終活」、「人生会議」、「エンディングノート」などの言葉を耳にする機会も増えています。
当院の医療現場では人生の最終段階において、どのような医療を受けたいか「意思確認書」を作成して対応しています。
医療における意思確認について特徴的な所は
「一度決めても、何度でも変えてもいい」
「決めなくてもよい」
というところではないでしょうか。
それだけ「死」とは人生において最大の恐怖であり、できるだけ考えたくないことがらです。
決めなくて良いので身の回りの大事な方や、かかりつけ医師と対話し、終末期の医療がどんなものなのか知り、「生きる楽しみ」の話とともに、少しだけ「死」について自分の想いを話していくことがはじめの一歩になっていくと考えています。
この文章を書いた人
田渕 陽介(たぶち ようすけ)
都農町出身。1997年宮崎大学工学部卒業、都農町社会福祉協議会勤務。2005年社会福祉士取得。2009年都農町役場へ入職し、地域包括支援センターにて勤務。定期異動により2015年都農町国民健康保険病院にて医療ソーシャルワーカーとして勤務。その他、若風会(地域おこしボランティア団体)、都農YOUNGSTA(都農町若者連絡協議会)、蹴-1協会に所属。趣味はサッカー、釣り。
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