食中毒予防①
こんにちは。
じめじめした蒸し暑い日が続いていますが、皆様はいかがお過ごしでしょうか?
今回は高温多湿な時期に増えてくる食中毒についてお話します。
梅雨の時期から9月ごろにかけて、
・食肉に付着しやすい「腸管出血性大腸菌(O-157、O-111など)」
・「カンピロバクター」
・食肉のほか卵にも付着する「サルモネラ」
などによる食中毒が発生しやすくなります。
食中毒というと、飲食店での食事が原因と思われがちですが、毎日食べている家庭の食事でも発生します。
★知っておきたい食中毒予防の3原則★
厚生労働省では、「食中毒菌を『つけない』『増やさない』『やっつける』」を食中毒予防の3原則として掲げています。
『つけない』・・・洗う、分ける
●菌やウイルスを食べ物につけないよう、こまめに手を洗いましょう。
●肉や魚などを扱った調理器具は使用するごとに洗剤で洗い、できるだけ殺菌するようにしましょう。
『増やさない』・・・低温で保存する
●肉や魚、野菜などの生鮮食品は購入後、すみやかに冷蔵庫に入れましょう。
●冷蔵庫内の温度上昇を防ぐため、冷蔵庫のドアを頻繁に開けることや食品の詰め込み過ぎは避けましょう。
『やっつける』・・・加熱・殺菌処理
●しっかり加熱して食べましょう。
●肉や魚、卵などを扱った調理器具は洗って熱湯をかけるか台所用殺菌剤を使って殺菌しましょう。
この文章を書いた人
つのまるナース
「つのまるナース」は、病院の組織では看護部に所属しています。
看護部には男女の20〜60歳代、子育て中や、身内の介護中など様々な生活背景を持つ40人近い看護師がいます。看護師⻑のもと、「外来」(通院する患者さんへの看護)と「病棟」(入院されている患 者さんへの看護)の、大きく分けて2つのチームにわかれ、外来、健診、訪問、病棟、 地域連携の各部署で、それぞれのもつ個性を活かしながら、日々働いています。 たくさんある看護師のしごとを、これから「つのまる」を通じて紹介していきます。