若木骨折
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統計的にみると65歳以上の高齢者と5-14歳くらいの子どもの骨折が多いです。
骨密度は20-44歳でピークとなり、その後は年齢を重ねるごとに減っていきます。
子どもの成長過程の骨は弾力があり、大人ではポキッと折れる場合でも、子どもの場合は竹がしなるように骨折している場合もあります。
若い木の枝を折った時に似ているため、若木骨折といいます。
見た目の腫れが少なく、分かりにくい場合もあります。
固定せずに放置していると回復に時間がかかったり、変形が進んだりする場合もあります。
転倒して手をついたりして痛みが強い場合は、一度整形外科受診をおすすめします。
この文章を書いた人
桐ケ谷 大淳(きりがや だいじゅん )
大阪府出身。2001年、滋賀医科大学卒業。社団法人地域医療振興協会にて地域志向型研修を受け、へき地の診療所で所長を務める。2012年に子育て環境を考えて、妻の実家のある宮崎県へ異動。地域の病院での在宅医療部門の立ち上げや、大学での教育に携わり、2020年4月から都農町にて勤務。ワーク・ライフ・バランスを良くしていくことが、ここ数年の課題。最近の趣味は、子どもたちとサッカーをしたり公園で遊ぶことです。
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