依存症とドーパミン
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脳内には報酬系と言われる部位があり、ドーパミンという脳内ホルモンが出ることで、気持ちよさや幸福感、やる気などが生まれます。楽しいときや褒められたとき、目的を達成したときなど、気持ちよさや幸福を感じるのはドーパミンによるもので、生きていくうえで重要な役割があります。
ギャンブルでも、やり始めに大儲けしたときなど、ドーパミンが大量に出て快楽を感じます。人は快楽を求め続けがちで、この快感を何度も味わいたいと思うようになり、依存状態になってしまいます。ギャンブルだけでなく、買い物やゲームなどの依存、たばこ(ニコチン依存)や飲酒(アルコール依存)も同じように脳内報酬系が影響しています。
この文章を書いた人
桐ケ谷 大淳(きりがや だいじゅん )
大阪府出身。2001年、滋賀医科大学卒業。社団法人地域医療振興協会にて地域志向型研修を受け、へき地の診療所で所長を務める。2012年に子育て環境を考えて、妻の実家のある宮崎県へ異動。地域の病院での在宅医療部門の立ち上げや、大学での教育に携わり、2020年4月から都農町にて勤務。ワーク・ライフ・バランスを良くしていくことが、ここ数年の課題。最近の趣味は、子どもたちとサッカーをしたり公園で遊ぶことです。
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