高齢者の骨折しやすい部位
397view
高齢者で骨折しやすい体の場所はどこでしょうか。
・大腿骨近位部骨折:太ももの付け根付近の骨折
転倒して足をひねったり、尻もちをついたときに起こりやすい。体を支える部位で手術が必要なことが多い。
・脊椎圧迫骨折:胸から腰にかけての背骨の骨折
尻もちをついたときに起こりやすい。骨粗鬆症が強いと、知らない間に骨折していることも。
・橈骨遠位端骨折:手首の骨折
転倒して手をついたときに起こりやすい。ずれて変形した骨をもとに戻す整復操作、場合によっては手術が必要になることも。
・上腕骨近位部骨折:腕の付け根付近の骨折
転倒して肩をぶつけたり、腕をついたりした場合に起こりやすい
・肋骨骨折
ぶつけて骨折しやすいが、咳のしすぎで折れることも。ヒビ程度だと分かりにくい。
代表的な骨折ですが、転倒から骨折を起こしやすいのがよく分かりますね。
この文章を書いた人
桐ケ谷 大淳(きりがや だいじゅん )
大阪府出身。2001年、滋賀医科大学卒業。社団法人地域医療振興協会にて地域志向型研修を受け、へき地の診療所で所長を務める。2012年に子育て環境を考えて、妻の実家のある宮崎県へ異動。地域の病院での在宅医療部門の立ち上げや、大学での教育に携わり、2020年4月から都農町にて勤務。ワーク・ライフ・バランスを良くしていくことが、ここ数年の課題。最近の趣味は、子どもたちとサッカーをしたり公園で遊ぶことです。
目次