胃酸の逆流で起こる病気 胃食道逆流症(いしょくどうぎゃくりゅうしょう)
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胃酸が食道に逆流することで起こる病気、「胃食道逆流症」は英語でGERD(ガード)と言います。
胃食道逆流症(GERD)の中には、
①症状に関わらず食道に炎症やびらんがある「逆流性食道炎」
②症状があっても食道に炎症やびらんがない「非びらん性胃食道逆流症(NERD:ナード)」
の2種類があります。
胃カメラをするとどちらかが判断できます。どちらも食道へ胃酸が逆流することで起こるため、治療方法が同じで、胃酸を抑える薬を使ったりします。
症状があるのに胃と食道の境目に問題がない場合は、胃酸を抑える薬を処方してみて、効果があるかを見たりすることがあります。こういう方法を、治療的診断(または、診断的治療)と言ったりします。
この文章を書いた人
桐ケ谷 大淳(きりがや だいじゅん )
大阪府出身。2001年、滋賀医科大学卒業。社団法人地域医療振興協会にて地域志向型研修を受け、へき地の診療所で所長を務める。2012年に子育て環境を考えて、妻の実家のある宮崎県へ異動。地域の病院での在宅医療部門の立ち上げや、大学での教育に携わり、2020年4月から都農町にて勤務。ワーク・ライフ・バランスを良くしていくことが、ここ数年の課題。最近の趣味は、子どもたちとサッカーをしたり公園で遊ぶことです。
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