胃酸の逆流を防ぐための日常生活の注意点
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この数回で胃酸の逆流による症状などを紹介してきました。
胃酸の分泌を抑える薬を飲む以外に、食生活や体重管理、姿勢など生活習慣を見直すことで胃酸の逆流を防ぎ、症状を減らすことができます。
〇食生活:消化のよい食事中心に
・食べ過ぎや早食いをしない
・脂肪分の多い食事(胃酸が増え、消化に時間がかかる)は控えめに
〇体重管理:肥満の解消
おなか周りの内臓脂肪がつくと、胃が圧迫されて胃酸が逆流しやすくなります
〇姿勢:胃酸が上がりにくくなる工夫を
・食事はすぐに横にならない
・前かがみの姿勢を避ける
・寝るときは上半身をやや高めに
その他、タバコは胃食道逆流症を悪化させやすいです。
日常生活に気をつけていきましょう。
この文章を書いた人
桐ケ谷 大淳(きりがや だいじゅん )
大阪府出身。2001年、滋賀医科大学卒業。社団法人地域医療振興協会にて地域志向型研修を受け、へき地の診療所で所長を務める。2012年に子育て環境を考えて、妻の実家のある宮崎県へ異動。地域の病院での在宅医療部門の立ち上げや、大学での教育に携わり、2020年4月から都農町にて勤務。ワーク・ライフ・バランスを良くしていくことが、ここ数年の課題。最近の趣味は、子どもたちとサッカーをしたり公園で遊ぶことです。
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