肩こり→頭痛につながることも
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肩こりの原因になりやすい僧帽筋ですが、その上には後頚筋群や側頭筋といった筋肉が首や頭に連なっています。そういった頭から首、背中にかけての筋肉の緊張やコリにより、痛みを感じる神経が刺激されて頭痛を起こすことがあります。
緊張型頭痛という名前で、慢性頭痛で最も多いタイプであり、肩こりがひどくて頭痛もズキズキというイメージです。後頭部から首筋にかけて多くは両側に起こります。圧迫感または締めつけ感(非拍動性)があり、ヘルメットをかぶったような圧迫感、はちまきで締め付けられるような痛みと表現されたりします。軽度~中等度の痛み(寝込んでしまうほどではない)で、歩行や階段の昇降のような日常的な動作では悪化しにくいのも特徴です。
この文章を書いた人
桐ケ谷 大淳(きりがや だいじゅん )
大阪府出身。2001年、滋賀医科大学卒業。社団法人地域医療振興協会にて地域志向型研修を受け、へき地の診療所で所長を務める。2012年に子育て環境を考えて、妻の実家のある宮崎県へ異動。地域の病院での在宅医療部門の立ち上げや、大学での教育に携わり、2020年4月から都農町にて勤務。ワーク・ライフ・バランスを良くしていくことが、ここ数年の課題。最近の趣味は、子どもたちとサッカーをしたり公園で遊ぶことです。
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