生活習慣の見直しは認知症予防としても効果あり
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先にあげた12項目ですが、次の3つに分類することができます。
<生活習慣の見直し>
・身体活動(運動) ・栄養(食) ・認知トレーニング
<体の健康維持>
・体重 ・高血圧 ・糖尿病 ・脂質異常症
・禁煙 ・適正飲酒 ・難聴
<心の健康維持>
・うつ ・社会活動
体や心の健康維持にも良い影響をおよぼす生活習慣の見直しからするのが取り組みやすいでしょう。
仕事を辞めた途端に、記憶力が落ちたなというのを自他ともに感じる場合があると思います。計算問題などにわざわざ取り組まなくても、日々の仕事などで考えて判断や決断をする行為でも認知機能は鍛えられています。畑仕事など頭を使いながら、体を動かすのも良いことだと思います。
社会参加・社会交流が少ないこと、孤独であることは認知症の発症率を高めます。趣味や近所交流もないので、退職後は家で毎日ごろごろしている、というのは体にも脳にも良くありません。ぜひ社会活動を増やしていきましょう。
この文章を書いた人
桐ケ谷 大淳(きりがや だいじゅん )
大阪府出身。2001年、滋賀医科大学卒業。社団法人地域医療振興協会にて地域志向型研修を受け、へき地の診療所で所長を務める。2012年に子育て環境を考えて、妻の実家のある宮崎県へ異動。地域の病院での在宅医療部門の立ち上げや、大学での教育に携わり、2020年4月から都農町にて勤務。ワーク・ライフ・バランスを良くしていくことが、ここ数年の課題。最近の趣味は、子どもたちとサッカーをしたり公園で遊ぶことです。
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