災害避難時の感染対策
この記事を書いているのは9/18の午後10時頃で、歴代最強クラスの台風のさなか自宅でひっそりと過ぎ去るのを待っているところです。
今回の台風で大きな被害が発生しないことを切に願っております。
さて、今回の台風ではそうそうに避難指示が出たこともあり、これを読まれている人の中には避難所に移動された方もいらっしゃるかもしれません。避難所では多くの人が集まって、食料の支援などがある場合もあり、一人で家で過ごすよりかは安心感があるかと思います。
しかし、人が集まるということはそれだけ感染症が広がりやすいことも意味します。昨今では新型コロナが取り出たされていますが、これまでにもノロウイルスやインフルエンザが避難所内で流行したという事例が多数報告されています。
普段と違う環境で、水や消毒剤も十分に使えない環境ですので、感染のリスクは平時よりも格段にあがります。
感染を予防する方法としては「携帯用の手指消毒剤を持っていく」、「マスクの着用」、「トイレをきれいに使用する」などがあります。下の参考ページにも具体例が載っています。
備えや心がけによって感染症は防ぐことはできますので、皆さんご参考にしてください。
参考: 厚生労働省『災害時における避難所での感染症対策』https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_00346.html
この文章を書いた人
坂本 遊(さかもと ゆう)
宮崎県宮崎市に教育者の両親の元で生まれ、地元の中学、高校に進学。現役時代は宇宙工学に憧れ、JAXA(国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構)に入ることを目標に名古屋大学工学部を受験するも不合格となり、大学浪人に突入。その際、自分が恵まれた環境にいること、地元宮崎が好きなこと、人のためになる仕事に興味があったことから、一転して医学部受験を志し、翌年、宮崎大学医学部に合格。2019年に大学卒業後は古賀総合病院で初期研修を行い、2021年から「ALL MIYAZAKI総合診療専門研修プログラム」の第一期生として総合診療医としての研修を県立宮崎病院でスタートし、現在に至る。趣味はコーヒーと喫茶店巡り、ジム通い。暇さえあれば、県内各地のカフェに出没しているとの情報あり。