災害医療活動の3T
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災害医療では、今ある医療能力を最大限に発揮して、最大多数の被災者に、最良の医療を行うことが求められます。災害医療ではTriage(トリアージ:患者振り分け)、Treatment(トリートメント:治療)、Transportation(トランスポーテーション:搬送)の3つのTが重要です。3Tを円滑に進めて、被災者の救助と安全な地域への移動を行います。
最大多数の患者さんに医療を行っていくため、傷は縫合せず止血処置のみ、軽症者は包帯など使って自分で処置、命が助かる見込みのない場合は処置されない可能性もあったりします。被災者の重症度を分けて、迅速かつ的確に治療優先順位を決めるのがトリアージです。
この文章を書いた人
桐ケ谷 大淳(きりがや だいじゅん )
大阪府出身。2001年、滋賀医科大学卒業。社団法人地域医療振興協会にて地域志向型研修を受け、へき地の診療所で所長を務める。2012年に子育て環境を考えて、妻の実家のある宮崎県へ異動。地域の病院での在宅医療部門の立ち上げや、大学での教育に携わり、2020年4月から都農町にて勤務。ワーク・ライフ・バランスを良くしていくことが、ここ数年の課題。最近の趣味は、子どもたちとサッカーをしたり公園で遊ぶことです。
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