けんこう日記

転倒の予防

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転倒の予防として、お薬を見直すことは重要な対策です。

転倒の原因となるお薬は、大きく3つのパターンに分けられます。

① 脳に作用する薬

睡眠薬や不安薬のようなお薬です。脳に働きかけて鎮静作用や眠気を引き起こすので、転倒するリスクが上がります。

不眠症に対して処方される、ベンゾジアゼピン系抗不安薬というお薬は、転倒や骨折の発生に有意な関連があることを指摘する多くの研究があります。

血圧を下げる薬

立ち上がった直後に血圧が病的に下がってしまう起立性低血圧という状態を引き起こすことで、立ちくらみが起きたり、気を失って転倒してしまいます。

③ 血糖値を下げる薬

血糖降下薬やインスリン自己注射により血糖値が下がりすぎて、低血糖になると転倒を引き起こします

また、糖尿病それ自体が転倒のリスクと言われています。

お薬による転倒を防ぐためには、処方内容を定期的に見直すことが重要です。

お薬を内服することで得られる利益と起こりうるリスクのバランスを勘定して、相談しながらお薬を整理していくことは、転倒を予防し、あなたの体を守るために大切な過程だと思います。

誰しも年齢を重ねると体の変化が起こります。昔から飲んでいるお薬が、今のあなたのにとって適切なお薬であるかどうかはわかりません。

もし、ここ数年の間で、お薬を整理する機会がなかったのとすれば、転倒予防の観点からお薬を整理する機会を作ってみませんか

いつでもご相談をお待ちしています!

この文章を書いた人
䅏田 一旭(のきた いっき)

東京都出身。2014年宮崎大学医学部を卒業、宮崎大学医学部附属病院で初期研修を開始。2016年より宮崎大学地域医療・総合診療医学講座の専門医プログラムを専攻。2020年4月より都農町立病院総合診療科に勤務。

大学入学をきっかけに宮崎にやってきて、かれこれ10年以上経ちました。今では、妻と共に宮崎での子育て生活をエンジョイしています。趣味はサウナとスポーツです。サウナは学生時代にはまり、心身ともにリフレッシュを求めて通い続けいています。スポーツは野球 、柔道、大学ではラグビーと様々なチャレンジをしてきましたが、最近はジョギングをしながら都農町を巡っています。町の新しい発見に出会える事もあり、なかなか良い趣味になってきています。

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