けんこう日記

ニコチン依存症

タバコに含まれるニコチンという物質が、タバコを吸いたくさせる正体です。

たばこを吸うと肺からニコチンが取り込まれ、ニコチンは急速に脳内のニコチン受容体にくっつきます

すると快楽に関わる脳内物質のドーパミンが大量放出され強い快感が得られます。

禁煙したりして血中のニコチン濃度がある一定以下になると不快感を覚えるため、喫煙を繰り返してしまいます

ニコチンの禁断症状は軽いですが、依存性は麻薬以上ともいわれている強力なものです。

依存とは、ある物をやめようと思っても強い渇望があり、やめられなくなった状態を言います。

タバコの場合は禁断症状が軽いので、すぐにやめられると勘違いして余計にやめにくかったりします

この文章を書いた人
桐ケ谷 大淳(きりがや だいじゅん )

大阪府出身。2001年、滋賀医科大学卒業。社団法人地域医療振興協会にて地域志向型研修を受け、へき地の診療所で所長を務める。2012年に子育て環境を考えて、妻の実家のある宮崎県へ異動。地域の病院での在宅医療部門の立ち上げや、大学での教育に携わり、2020年4月から都農町にて勤務。ワーク・ライフ・バランスを良くしていくことが、ここ数年の課題。最近の趣味は、子どもたちとサッカーをしたり公園で遊ぶことです。

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