けんこう日記

元出前看護師の療養生活

息子は元気です。コロナの症状から回復した途端、朝から晩まで腹が減ったと言います。

でも、私はきついんです。発熱して身体中が痛くて寝ても起きてもいられません。そしてお腹が緩くなり、吐いて過ごします。この時差が曲者(くせもの)でした。免疫力や体力の回復には食事に気を配ってあげないといけないと思うけど・・・。

ご飯は息子が自分で準備していました。スパゲティ・卵焼き・フレンチトースト・そうめんなど。そういう、1人でできるものを食べて過ごしていました。いわゆる偏った食事でしたがやむを得ません。

一方で私は、友人が「刃物で切りつけられるような」と表現した通りの喉の痛みが強く、熱も下がりません

解熱鎮痛剤を5時間おきに飲んで寝る。そんな辛い4日でした。

その中で息苦しいと感じたのは2回です。息を吸っても空気が足りないような空気の薄さを感じて、どれだけ深呼吸をしても激しい運動の直後のような息苦しさがありました。

夜中の寝ている時に息苦しさで目が覚めて、どうしても苦しさが取れず。気持ちが焦るからパニックを起こして呼吸が速くなる。喉が乾くけど、水も上手に飲めない。そういう呼吸困難が1時間くらい続いて消耗し疲れて眠ってしまう・・・ 本当に怖い症状でした。

呼吸が、まともにできないって本当に辛いんですね。

患者さんが戦っている肺炎やCOPD(慢性閉塞性肺疾患)の一部を体験して、酸素や治療だけではなく「恐怖心」にも応えることが大切だと実感しました。

次回は、コロナ感染のその後です。

この文章を書いた人
つのまるナース

「つのまるナース」は、病院の組織では看護部に所属しています。

看護部には男女の20〜60歳代、子育て中や、身内の介護中など様々な生活背景を持つ40人近い看護師がいます。看護師⻑のもと、「外来」(通院する患者さんへの看護)と「病棟」(入院されている患 者さんへの看護)の、大きく分けて2つのチームにわかれ、外来、健診、訪問、病棟、 地域連携の各部署で、それぞれのもつ個性を活かしながら、日々働いています。 たくさんある看護師のしごとを、これから「つのまる」を通じて紹介していきます。

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