家族の対話
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こんにちは。
寒さが少し緩んできても湯たんぽは手放さない医療ソーシャルワーカーの田渕です。
高齢者の退院支援において介護が必要になり、本人が「施設入所」を選択せざるを得ない場面がたくさんあります。
そのために、介護認定取得や経済的な負担の検討、何といっても施設の空きが無いなど、いろんな調整がありますが、一番大切にしなければならないのは退院後の生活について本人と家族の対話を持ってもらうことです。
家族の在り方はさまざまです。
基本、私たち相談員は選択肢を提示しますが、できるかぎりその対話に口出しするべきではないと考えています。
大多数の患者さんが自宅に帰りたいという希望を持っていると同時に、介護によって家族に迷惑を掛けたくないという葛藤を抱えています。
本人だけでなく家族側も矛盾する考えの中で対話をとおして落し所を模索して行く。
病院は治療やリハビリが終われば退院となります。
施設へ入所する覚悟を決めるには短い期間となりますが、対話できる場をしっかり作ります。
この文章を書いた人
田渕 陽介(たぶち ようすけ)
都農町出身。1997年宮崎大学工学部卒業、都農町社会福祉協議会勤務。2005年社会福祉士取得。2009年都農町役場へ入職し、地域包括支援センターにて勤務。定期異動により2015年都農町国民健康保険病院にて医療ソーシャルワーカーとして勤務。その他、若風会(地域おこしボランティア団体)、都農YOUNGSTA(都農町若者連絡協議会)、蹴-1協会に所属。趣味はサッカー、釣り。
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