意思が弱いからやめられない?
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「禁煙しなければ両足を切断することになる」と言われても、タバコを吸い続ける人がいます。
脳梗塞や心筋梗塞など重い病気を起こしてやっとやめられる人もいますが、退院したらまた吸い始めてしまう人もいます。
これは意志が弱いからでしょうか?
タバコのこと以外は自分をコントロールできる意志の強い人でも、タバコだけはコントロールできなかったりします。
非喫煙者は立派なだけでなく、タバコの誘惑の無い環境で育ったなど運が良かっただけかもしれません。
どんな人でもニコチンの罠(わな)にかかってしまうと、簡単に抜け出すことはできません。それが依存症なのです。
でもタバコやニコチンのことをよく知り、対策を考えることでニコチンの罠から抜け出すことも可能になります。
この文章を書いた人
桐ケ谷 大淳(きりがや だいじゅん )
大阪府出身。2001年、滋賀医科大学卒業。社団法人地域医療振興協会にて地域志向型研修を受け、へき地の診療所で所長を務める。2012年に子育て環境を考えて、妻の実家のある宮崎県へ異動。地域の病院での在宅医療部門の立ち上げや、大学での教育に携わり、2020年4月から都農町にて勤務。ワーク・ライフ・バランスを良くしていくことが、ここ数年の課題。最近の趣味は、子どもたちとサッカーをしたり公園で遊ぶことです。
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