注射した後、揉むか揉まないか
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注射した後って、注射部位を揉んでいるイメージありませんか?
私の子どもの頃はそんなイメージがありました。
注射した後に揉んだ方が良いのは、一部の薬を筋肉注射するときです。
静脈注射や点滴の場合、揉むと止血しにくいので、揉まないで圧迫(圧迫止血)するのが基本です。
予防接種のとき(皮下注射や筋肉注射)、以前は接種後に接種部位を揉むことが多かったようです。ただ、免疫のつきやすさに差がないこと,強く揉むと皮下出血を起こすことがあるため、最近はあまり勧められておらず、軽く圧迫するくらいで良いとなってきています。
この文章を書いた人
桐ケ谷 大淳(きりがや だいじゅん )
大阪府出身。2001年、滋賀医科大学卒業。社団法人地域医療振興協会にて地域志向型研修を受け、へき地の診療所で所長を務める。2012年に子育て環境を考えて、妻の実家のある宮崎県へ異動。地域の病院での在宅医療部門の立ち上げや、大学での教育に携わり、2020年4月から都農町にて勤務。ワーク・ライフ・バランスを良くしていくことが、ここ数年の課題。最近の趣味は、子どもたちとサッカーをしたり公園で遊ぶことです。
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