骨粗しょう症
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骨折について何回かシリーズで紹介をしました。
高齢者では転倒などが原因で骨折をしやすく、寝たきりの原因にもなります。
骨密度が低下して骨の強度が弱くなる病気が骨粗しょう症です。
原因となる明らかな病気がなく、加齢や女性ホルモンの低下によって起こされるのを原発性骨粗しょう症、特定の病気や薬の影響で起きるのを続発性骨粗しょう症といいます。
骨の主な成分はカルシウムです。
大人の骨は硬くてずっと変わらないイメージがありますが、古くなった骨を壊し(骨吸収)、新しい骨を造る(骨形成)ことを繰り返しています。
一つの骨が新しく生まれ変わるのは3~4か月かかるといわれています。
加齢や女性ホルモンの低下などから骨吸収が骨形成を上回るようになると、骨がスカスカになってしまい骨粗しょう症へとなっていきます。
この文章を書いた人
桐ケ谷 大淳(きりがや だいじゅん )
大阪府出身。2001年、滋賀医科大学卒業。社団法人地域医療振興協会にて地域志向型研修を受け、へき地の診療所で所長を務める。2012年に子育て環境を考えて、妻の実家のある宮崎県へ異動。地域の病院での在宅医療部門の立ち上げや、大学での教育に携わり、2020年4月から都農町にて勤務。ワーク・ライフ・バランスを良くしていくことが、ここ数年の課題。最近の趣味は、子どもたちとサッカーをしたり公園で遊ぶことです。
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