ASOの診断・評価
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閉塞性動脈硬化症(ASO)は多くの場合は、下肢(足)です。
診察では足の動脈拍動があるかを診たり、足の冷感や乾燥、潰瘍がないかと視たり、触ったりして評価します。検査では血圧脈波検査と言って、足関節/上腕動脈血圧比(ABIという)を測定して、足へ行く血流が低下していないかを評価します。一般的に足関節の方が腕で測るよりも血圧が高くなるのですが、足の動脈硬化が進んで血流が悪くなると足関節の血圧が下がり、ABIの数値が低くでます。
より詳しい評価のために、造影剤を流したCT検査、心臓カテーテル検査を行い、治療方針の決定を行います。
この文章を書いた人
桐ケ谷 大淳(きりがや だいじゅん )
大阪府出身。2001年、滋賀医科大学卒業。社団法人地域医療振興協会にて地域志向型研修を受け、へき地の診療所で所長を務める。2012年に子育て環境を考えて、妻の実家のある宮崎県へ異動。地域の病院での在宅医療部門の立ち上げや、大学での教育に携わり、2020年4月から都農町にて勤務。ワーク・ライフ・バランスを良くしていくことが、ここ数年の課題。最近の趣味は、子どもたちとサッカーをしたり公園で遊ぶことです。
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