片頭痛の治療
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治療としては、①起きた頭痛を鎮める(急性期治療)、②頭痛発作を起こしにくく、起こしても軽くすむようにする(予防療法)の2種類があります。
軽い発作なら一般的な痛み止めでも良いですが、症状が強いようならトリプタン製剤というのが用いられることがあります。
急性期治療の薬は、頭痛が起こってからなるべく早く使った方が効果大です。我慢して痛みがピークになってからでは効き目が弱くなるので、頭痛の気配を感じたら早めに服用するのが良いです。ただし、使いすぎには注意が必要です。
吐き気が強い場合は、吐き気止めの薬も使ったりします。
発作の頻度が多い場合は摂取や睡眠時間をしっかり確保するのが大切で、頭痛日記をつけると良かったりします。何らかの食べ物が頭痛発作の引き金になることがあり、チョコレートやチーズが代表的です。
この文章を書いた人
桐ケ谷 大淳(きりがや だいじゅん )
大阪府出身。2001年、滋賀医科大学卒業。社団法人地域医療振興協会にて地域志向型研修を受け、へき地の診療所で所長を務める。2012年に子育て環境を考えて、妻の実家のある宮崎県へ異動。地域の病院での在宅医療部門の立ち上げや、大学での教育に携わり、2020年4月から都農町にて勤務。ワーク・ライフ・バランスを良くしていくことが、ここ数年の課題。最近の趣味は、子どもたちとサッカーをしたり公園で遊ぶことです。
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