家族性高コレステロール血症
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コレステロールが高くても生活習慣以外に原因がある場合も。
薬の影響や甲状腺機能低下症、肝臓や腎臓の病気による場合を二次性脂質異常症といいます。
遺伝的にコレステロールが高くなる家族性高コレステロール血症という病気もあり、300人に1人程度でまれな病気ではありません。
冠動脈疾患(狭心症や心筋梗塞)のリスクを10-20倍上げ、冠動脈疾患の30人に1人程度が家族性高コレステロール血症とも言われます。
LDLコレステロールが180mg/dl以上、家族内に家族性高コレステロール血症の方がいたり、親が若くして(男性55歳未満、女性65歳未満)冠動脈疾患になったりした方は当てはまる可能性が上がります。
この文章を書いた人
桐ケ谷 大淳(きりがや だいじゅん )
大阪府出身。2001年、滋賀医科大学卒業。社団法人地域医療振興協会にて地域志向型研修を受け、へき地の診療所で所長を務める。2012年に子育て環境を考えて、妻の実家のある宮崎県へ異動。地域の病院での在宅医療部門の立ち上げや、大学での教育に携わり、2020年4月から都農町にて勤務。ワーク・ライフ・バランスを良くしていくことが、ここ数年の課題。最近の趣味は、子どもたちとサッカーをしたり公園で遊ぶことです。
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