けんこう日記

認知症という病名になって約20年

介護への家族の負担を減らし、社会全体で支えることを目的として、介護保険制度が始まったのが2000年認知症(にんちしょう)という病名ができたのが2004年でした。

認知症という名前ができる前は、痴呆症(ちほうしょう)という病名が使われていました。痴呆という言葉が、侮辱を感じさせる表現で病状や実態を正確に表していない、早期発見や早期診断などの取り組みを妨げるのではないか、といったことから病名が変わりました。

21世紀になった頃は、高齢者も認知症の方も現在より少ない状況でした。2001年頃と現在(2003年)とでは、日本の人口は1億2千万人台で横ばい程度ですが、高齢者(65歳以上)の人口は約2300万人→約3600万人と1.5倍程度に増え、高齢化率も18%台→29%台になっています。データによって様々ですが、21世紀に入ったころよりも認知症の方は倍以上に増えています(現在は600-700万人)。

この文章を書いた人
桐ケ谷 大淳(きりがや だいじゅん )

大阪府出身。2001年、滋賀医科大学卒業。社団法人地域医療振興協会にて地域志向型研修を受け、へき地の診療所で所長を務める。2012年に子育て環境を考えて、妻の実家のある宮崎県へ異動。地域の病院での在宅医療部門の立ち上げや、大学での教育に携わり、2020年4月から都農町にて勤務。ワーク・ライフ・バランスを良くしていくことが、ここ数年の課題。最近の趣味は、子どもたちとサッカーをしたり公園で遊ぶことです。

目次