SARS
163view
ある年齢層以上の方は、2002-2003年にSARSという致死率の高い病気が、海外で広がったのを覚えておられるかもしれません。命に関わる新しい(新興)感染症として、ニュースでもたびたび取り上げられていました。
2002年に中国広東省で発生、コウモリのコロナウイルスが人間に感染し、重症肺炎を引き起こすようになったと考えられました。2002年11月から2003年7月の間に30を超える国や地域に拡大、8,069人が感染し775人が重症肺炎で亡くなられました(死亡率10%弱)。
2004年以降は人間への感染は見られていません。
この文章を書いた人
桐ケ谷 大淳(きりがや だいじゅん )
大阪府出身。2001年、滋賀医科大学卒業。社団法人地域医療振興協会にて地域志向型研修を受け、へき地の診療所で所長を務める。2012年に子育て環境を考えて、妻の実家のある宮崎県へ異動。地域の病院での在宅医療部門の立ち上げや、大学での教育に携わり、2020年4月から都農町にて勤務。ワーク・ライフ・バランスを良くしていくことが、ここ数年の課題。最近の趣味は、子どもたちとサッカーをしたり公園で遊ぶことです。
目次