WHO認知症予防ガイドラインの12項目
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認知機能低下のもっとも大きなリスクは年をとること(加齢)ですが、運動不足・喫煙などの生活習慣、一部の生活習慣病も認知機能低下の原因と考えられています。2019年にWHO(世界保健機関)は、認知機能低下と認知症予防のために、次の12項目の対策を推奨しています。
①身体活動(適度な運動)
②禁煙
③栄養(バランスのとれた食事)
④アルコール(適量に留める)
⑤認知トレーニング(認知活動を増やす)
⑥社会活動(社会参加や社会交流)
⑦体重管理(肥満な人は体重を減らす)
⑧高血圧の管理
⑨糖尿病の管理
⑩脂質異常症の管理
⑪うつ病への対応
⑫難聴の管理 特に身体活動、禁煙、栄養については、効果も大きく、取り組んでいきたい項目です。
この文章を書いた人
桐ケ谷 大淳(きりがや だいじゅん )
大阪府出身。2001年、滋賀医科大学卒業。社団法人地域医療振興協会にて地域志向型研修を受け、へき地の診療所で所長を務める。2012年に子育て環境を考えて、妻の実家のある宮崎県へ異動。地域の病院での在宅医療部門の立ち上げや、大学での教育に携わり、2020年4月から都農町にて勤務。ワーク・ライフ・バランスを良くしていくことが、ここ数年の課題。最近の趣味は、子どもたちとサッカーをしたり公園で遊ぶことです。
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