タバコの害 周りへの影響も
597view
タバコの中の有害物質は、主流煙(タバコを吸っている人が体内に吸い込む煙)より、副流煙(タバコから出て、周りの人が吸ってしまう煙)のほうに多く含まれていることにも問題があります。
副流煙による有害物質は、吸った人が吐き出した煙や、洋服、絨毯にくっついたものにも含まれています。
喫煙者本人の死亡やがん発症にもっとも影響している危険因子であるとともに、タバコを吸わない周囲の人々の健康にも悪影響を及ぼします。
受動喫煙により日本全体で年間数千人(2010年データで6800人)が死亡し、心筋梗塞や肺がんなどの病気にかかる人が増え、大人だけでなく子どもの呼吸器感染症や喘息などを増やすことが分かってきました。
受動喫煙の害が分かり、それを防止するために、最近はタバコを吸える場所がどんどん減っています。
この文章を書いた人
桐ケ谷 大淳(きりがや だいじゅん )
大阪府出身。2001年、滋賀医科大学卒業。社団法人地域医療振興協会にて地域志向型研修を受け、へき地の診療所で所長を務める。2012年に子育て環境を考えて、妻の実家のある宮崎県へ異動。地域の病院での在宅医療部門の立ち上げや、大学での教育に携わり、2020年4月から都農町にて勤務。ワーク・ライフ・バランスを良くしていくことが、ここ数年の課題。最近の趣味は、子どもたちとサッカーをしたり公園で遊ぶことです。
目次