出前看護師からお正月の不測の事態を避けるためのアドバイス③
いよいよ年末ですね。我が家では門松ではなく、松を玄関に飾ります。
「年神さまを待つ(松)」という意味です。
今回は「イレウス(腸閉塞)」についてのお話です。
お正月は長期連休ですね。長期連休がくると運動が不足しがちになり、食生活が乱れる傾向にあります。 イレウス(腸閉塞)はそんな運動不足と正月料理が重なると危険度が増す病気なのでご紹介しておきたいと思います。
イレウス(腸閉塞)ってどんな病気?
腸管の動きが悪くなって腸がつまる状態に近づくことです。
腸がつまりかけると、消化した食べ物やガスがおなかに溜まってしまう状態になり、腹痛や吐き気が起こります。
消化が悪い食べ物や食物繊維が多い食べ物はイレウス(腸閉塞)を起こしやすい食べ物です。
おせちには、黒豆・きんとんのサツマイモ・ごぼうなど食物繊維が多く含まれる食材を使い、消化が良くない乾物を戻したものや海藻類などイレウス(腸閉塞)の原因になりそうな食材を豊富に使っています。
よく噛んで、食べる量はほどほどにしておくことが大切ですね。
この文章を書いた人
つのまるナース
「つのまるナース」は、病院の組織では看護部に所属しています。
看護部には男女の20〜60歳代、子育て中や、身内の介護中など様々な生活背景を持つ40人近い看護師がいます。看護師⻑のもと、「外来」(通院する患者さんへの看護)と「病棟」(入院されている患 者さんへの看護)の、大きく分けて2つのチームにわかれ、外来、健診、訪問、病棟、 地域連携の各部署で、それぞれのもつ個性を活かしながら、日々働いています。 たくさんある看護師のしごとを、これから「つのまる」を通じて紹介していきます。