糖尿病で怖いのは合併症
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糖尿病自体はほとんどの場合自覚症状がないですが、コントロールの悪い状態が続くと様々な怖い合併症をおこします。
○急性合併症
糖尿病性昏睡(急な高血糖が原因で意識状態が悪くなる)、低血糖
感染症(糖尿病の人は感染症にかかりやすく、治りにくい)
○慢性合併症
①糖尿病性神経障害
②網膜症
③糖尿病性腎症
この3つを糖尿病の三大合併症といいます。 「し・め・じ(しんけい・め・じんぞう)」 しめじと覚えます。
定期的に眼科受診や尿検査、身体診察をうけ、合併症に注意することが大切です。
眼科は症状がなくても、年に1回は受診することが勧められています。
他に動脈硬化による脳卒中や狭心症・心筋梗塞、足の壊疽をおこす危険があります。
これらの合併症を防ぐため、血糖値はもちろん、血圧やコレステロールの値にも注意していくことが大切とされています。
この文章を書いた人
桐ケ谷 大淳(きりがや だいじゅん )
大阪府出身。2001年、滋賀医科大学卒業。社団法人地域医療振興協会にて地域志向型研修を受け、へき地の診療所で所長を務める。2012年に子育て環境を考えて、妻の実家のある宮崎県へ異動。地域の病院での在宅医療部門の立ち上げや、大学での教育に携わり、2020年4月から都農町にて勤務。ワーク・ライフ・バランスを良くしていくことが、ここ数年の課題。最近の趣味は、子どもたちとサッカーをしたり公園で遊ぶことです。
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