HbA1c(ヘモグロビン エー・ワン・シー)
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前回紹介した血液検査で、HbA1c(ヘモグロビン エー・ワン・シー)という測定項目があることをご紹介しました。
健診などで聞いたことはあるでしょうか。赤血球中に含まれるヘモグロビンにブドウ糖がくっついたものをHbA1cと呼びます。医療現場では略して「エーワンシー」と呼ばれることが多いです。
検査直前の飲食に左右されず、過去1~2か月の平均的な血糖の状態を調べることができるため、糖尿病の診断や普段の血糖値の状態を確認するのに役立ちます。
検査前2,3日だけ気をつけていても数値はあまり変わりません。
血糖値が低い状態が続くとヘモグロビンに結合するブドウ糖の量が少なくなるためHbA1cは低く、血糖値が高い状態が続くとHbA1cは高くなります。
この文章を書いた人
桐ケ谷 大淳(きりがや だいじゅん )
大阪府出身。2001年、滋賀医科大学卒業。社団法人地域医療振興協会にて地域志向型研修を受け、へき地の診療所で所長を務める。2012年に子育て環境を考えて、妻の実家のある宮崎県へ異動。地域の病院での在宅医療部門の立ち上げや、大学での教育に携わり、2020年4月から都農町にて勤務。ワーク・ライフ・バランスを良くしていくことが、ここ数年の課題。最近の趣味は、子どもたちとサッカーをしたり公園で遊ぶことです。
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