紫外線の眼への影響(急性、慢性)
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紫外線の眼への急性の影響として、スキー場や海水浴場で強い太陽光(紫外線)を浴びて角膜の表面が傷つく、紫外線性角膜炎という病気があります。
長時間強い紫外線にあたって6~10時間後、夜になって目が充血し、ひりひり痛い、涙がでるといった症状が出ます。
晴れたスキー場でなることが多く雪目と言いますが、宮崎だと夏場の海水浴などでなることが多いかと思います。
安静にして一晩眠れば翌日に症状が落ち着くことが多いですが、目の痛みや違和感が強い場合は眼科への受診を。
紫外線を慢性的に多く浴び過ぎると、翼状片(よくじょうへん)や白内障になりやすくなります。
翼状片は眼球結膜(白目)が角膜(黒目)へ翼状に侵入していく病気で、瞳孔(黒目の中心)まで進むと視力に影響するため手術が必要になることがあります。
白内障は歳とともになりやすいですが、紫外線もリスクになります。
この文章を書いた人
桐ケ谷 大淳(きりがや だいじゅん )
大阪府出身。2001年、滋賀医科大学卒業。社団法人地域医療振興協会にて地域志向型研修を受け、へき地の診療所で所長を務める。2012年に子育て環境を考えて、妻の実家のある宮崎県へ異動。地域の病院での在宅医療部門の立ち上げや、大学での教育に携わり、2020年4月から都農町にて勤務。ワーク・ライフ・バランスを良くしていくことが、ここ数年の課題。最近の趣味は、子どもたちとサッカーをしたり公園で遊ぶことです。
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