けんこう日記

コロナ禍におけるおくすりストックのすすめ

連日、新型コロナウイルス感染症の感染者数が2,000人以上報告されており、これまで以上にいつ、どこで感染するのか分からない状態になっています。

万が一感染した場合には、自宅や療養施設で療養し、また、重症な人やそのリスクが高い人は入院が必要なのはこれからも変わりません

しかし、ここ最近の感染者の急増で、感染外来の受診までに時間がかかったり、薬の処方が遅れるまたは、必要な薬が足りなくなる、等が起こり始めています。

そこで皆さんに提案したいこととして、感染する前からドラックストアや薬局であらかじめ薬を購入し、ストックしておくことです。

現在コロナの主要な株となっているオミクロン株は発熱、倦怠感、咽頭痛、鼻水、咳、痰、筋肉痛などの症状が多くの人に見られます。

特に咽頭痛は強く、ご飯や水が飲めないといった状態が2~3日程度続く人もいます。

なので、あらかじめ解熱鎮痛剤(ロキソニン、イブ、ルナ等)、消炎剤(ペラック、のどぬーる内服カプセル、桔梗湯エキス顆粒等)、咳止め(コンタックせき止め、ミルコデ錠A等)などを購入しておくといいかもしれません。

ここに載せた薬の名前は市販されている薬のごく一部です。中には眠くなる成分が入っていないものや、子供でも飲めるもの、腎臓が悪い人に使えるものもあります。是非、お店の中にいらっしゃる薬剤師の先生に尋ねてみてください。

この文章を書いた人
坂本 遊(さかもと ゆう)

宮崎県宮崎市に教育者の両親の元で生まれ、地元の中学、高校に進学。現役時代は宇宙工学に憧れ、JAXA(国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構)に入ることを目標に名古屋大学工学部を受験するも不合格となり、大学浪人に突入。その際、自分が恵まれた環境にいること、地元宮崎が好きなこと、人のためになる仕事に興味があったことから、一転して医学部受験を志し、翌年、宮崎大学医学部に合格。2019年に大学卒業後は古賀総合病院で初期研修を行い、2021年から「ALL MIYAZAKI総合診療専門研修プログラム」の第一期生として総合診療医としての研修を県立宮崎病院でスタートし、現在に至る。趣味はコーヒーと喫茶店巡り、ジム通い。暇さえあれば、県内各地のカフェに出没しているとの情報あり。

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