元出前看護師のコロナ拡大?染友(センユウ)との再会
感染してからの息子とはずっと会えませんでした。スマートフォンで画面を通して会話し、体調を観察し、要望に応えます。
そして、厚生労働省の感染者等情報把握・管理支援システム(HERーSYS)に登録し、彼の体調を送信しました。
息子の症状は38度以上の発熱があり、喉が痛みました。痛みが強く、飲み込むことが難しい時期は粥を炊いて雑炊にしたものを準備し部屋の前に運びました。
外から声をかけて私が立ち去った後に取りに出てくるように言い聞かせました。彼が触ったであろうドアノブをアルコール消毒し、換気をして部屋の前を立ち去ります。
換気が必要なので、息子の部屋以外は一日中窓を開けていました。8月のお盆の頃です。感染拡大しないために窓を開けていたため、今度は熱中症への対策もとらなければいけませんでした。
そういう日々を過ごしていた3日後、主人が発熱してしまいました。全てに対策していたと思ってたのに、残念な結果に。
時間の経過から考えると隔離開始前の接触が原因と考えられました。今回は感染力の強い変異株でしたので、一旦広がれば途端に家族全員で感染してしまう最悪の結果に。
そんな隔離生活は終了し息子と再会出来ました。これからは、染友(感染した仲間)として療養生活を送ります。
この文章を書いた人
つのまるナース
「つのまるナース」は、病院の組織では看護部に所属しています。
看護部には男女の20〜60歳代、子育て中や、身内の介護中など様々な生活背景を持つ40人近い看護師がいます。看護師⻑のもと、「外来」(通院する患者さんへの看護)と「病棟」(入院されている患 者さんへの看護)の、大きく分けて2つのチームにわかれ、外来、健診、訪問、病棟、 地域連携の各部署で、それぞれのもつ個性を活かしながら、日々働いています。 たくさんある看護師のしごとを、これから「つのまる」を通じて紹介していきます。