けんこう日記

お薬手帳と外来診察

皆さんが病院を受診されるとき、看護師さんや医師から「お薬手帳は持っていますか」と尋ねられることはあると思います。何でそんなに聞く必要があるのだろうと思われる方もいると思いますが、実は診察の際に大事だったりします。

例えば他の病院で出されている薬と今回ここで処方しようとしている薬が飲み合わせが悪い場合があったり、全く同じ効果の薬を出してしまい。効きすぎてしまうこともあります。

そうなると良かれと思って出した薬が害を及ぼしてしまう事もあります。

そのため医師が薬を処方する際に、お薬手帳を見て他院の薬を確認することがあります。また、お薬手帳を見ることで今現在どのような治療を受けているのか、体のどこに異常があるのかをある程度予測することも出来ます

ついつい持ってき忘れてしまいそうになるお薬手帳ですが、このように病院では有効活用しているので、病院受診の際には是非持って来てください

この文章を書いた人
坂本 遊(さかもと ゆう)

宮崎県宮崎市に教育者の両親の元で生まれ、地元の中学、高校に進学。現役時代は宇宙工学に憧れ、JAXA(国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構)に入ることを目標に名古屋大学工学部を受験するも不合格となり、大学浪人に突入。その際、自分が恵まれた環境にいること、地元宮崎が好きなこと、人のためになる仕事に興味があったことから、一転して医学部受験を志し、翌年、宮崎大学医学部に合格。2019年に大学卒業後は古賀総合病院で初期研修を行い、2021年から「ALL MIYAZAKI総合診療専門研修プログラム」の第一期生として総合診療医としての研修を県立宮崎病院でスタートし、現在に至る。趣味はコーヒーと喫茶店巡り、ジム通い。暇さえあれば、県内各地のカフェに出没しているとの情報あり。

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