アイスクリーム頭痛
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アイスクリームやかき氷といった冷たいものを食べて、頭が「キーン」と痛くなった経験はありませんか?
あの痛みには「アイスクリーム頭痛」という医学的な病名がついています。
アイスクリーム頭痛のメカニズムにははっきりしないところもありますが、2つの説が有力とされています。
①冷たいもので口の中やのどが急に冷えてしまい、それに対する反応として、血流を増やそうと頭の中の血管が拡張して頭痛が起きる
②三叉神経のあるのどが冷たいものの通過で刺激されて、一気に神経伝達物質というものが放出され、神経が混線を起こして冷たさを痛みと感じてしまう
海外で中学生を対象に行った研究では、アイスクリームを素早く食べた群は27%に頭痛を認めたが、ゆっくり食べた群では13%だったという研究報告があります。アイスクリームはゆっくり時間をかけて、楽しみながら味わいましょう。
この文章を書いた人
桐ケ谷 大淳(きりがや だいじゅん )
大阪府出身。2001年、滋賀医科大学卒業。社団法人地域医療振興協会にて地域志向型研修を受け、へき地の診療所で所長を務める。2012年に子育て環境を考えて、妻の実家のある宮崎県へ異動。地域の病院での在宅医療部門の立ち上げや、大学での教育に携わり、2020年4月から都農町にて勤務。ワーク・ライフ・バランスを良くしていくことが、ここ数年の課題。最近の趣味は、子どもたちとサッカーをしたり公園で遊ぶことです。
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