夏型過敏性肺炎
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家の中のカビによるアレルギー反応によって起こる病気です。高温多湿な夏場に古い木造家屋やエアコン、水回りにいるカビ(主にトリコスポロン)が、肺の奥まで吸い込まれてアレルギー反応が起きて発症します。
空咳、発熱、息切れが三大症状と言われています。かぜに症状が似ていて、かぜ薬を飲んでいても良くならないので病院受診したら診断された、ということも。入院して治療しても、家に戻るとカビにさらされて症状がぶり返す、という場合もあります。
予防と根本的な治療のためには、カビの発生源の清掃・消毒が必要になります。
この文章を書いた人
桐ケ谷 大淳(きりがや だいじゅん )
大阪府出身。2001年、滋賀医科大学卒業。社団法人地域医療振興協会にて地域志向型研修を受け、へき地の診療所で所長を務める。2012年に子育て環境を考えて、妻の実家のある宮崎県へ異動。地域の病院での在宅医療部門の立ち上げや、大学での教育に携わり、2020年4月から都農町にて勤務。ワーク・ライフ・バランスを良くしていくことが、ここ数年の課題。最近の趣味は、子どもたちとサッカーをしたり公園で遊ぶことです。
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