「共生」と「予防」
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この2つは認知症について、地域で取り組む際に大事なキーワードです。
・共生
認知症の人が、その人らしく認知症とともに生きる、また、認知症があってもなくても同じ社会でともに生きる。認知症になっても安心して暮らしていくことのできる地域にしていく。
・予防
「認知症にならない」というよりも、「認知症になるのを遅らせる」「認知症になっても進行を緩やかにする」という意味が大きいです。
認知症の一番のリスクは歳をとることで、これは皆さん等しくリスクが増えていくものです。これをすれば、認知症にならない、というものはありません。誰もが通りうる道であれば、認知症になっても住み慣れた地域で穏やかに暮らし続けられる、そんな社会をつくっていくのがとても大事です。
都農町が目指す地域共生社会を考えていく中で、認知症に関する「共生」についても考えていきましょう。
この文章を書いた人
桐ケ谷 大淳(きりがや だいじゅん )
大阪府出身。2001年、滋賀医科大学卒業。社団法人地域医療振興協会にて地域志向型研修を受け、へき地の診療所で所長を務める。2012年に子育て環境を考えて、妻の実家のある宮崎県へ異動。地域の病院での在宅医療部門の立ち上げや、大学での教育に携わり、2020年4月から都農町にて勤務。ワーク・ライフ・バランスを良くしていくことが、ここ数年の課題。最近の趣味は、子どもたちとサッカーをしたり公園で遊ぶことです。
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