徘徊(はいかい)
113view
徘徊(はいかい)とは家から外に出て、あてもなくうろうろと歩き回る行動のことを言います。ほかの人から見ると目的もないように見えますが、本人にとっては目的や理由がちゃんとあり、外出して道に迷ってしまったなどいろいろな理由があります。
2022年の認知症・認知症疑いでの行方不明者が1万8,709人で過去最多、10年間で約2倍になっているというニュースが最近ありました。GPS付きの機器を持ってもらうというのも一案ですが、ご近所の方など普段から見守る人が多い、つながりの強い地域であれば行方不明にならないですむかもしれません。
注:徘徊という用語にはマイナスなイメージがあり、他の言葉に変えようという要望もあります。言い換える言葉がまだ全国的に統一されていませんが、近い将来には変わっているかもしれません。
この文章を書いた人
桐ケ谷 大淳(きりがや だいじゅん )
大阪府出身。2001年、滋賀医科大学卒業。社団法人地域医療振興協会にて地域志向型研修を受け、へき地の診療所で所長を務める。2012年に子育て環境を考えて、妻の実家のある宮崎県へ異動。地域の病院での在宅医療部門の立ち上げや、大学での教育に携わり、2020年4月から都農町にて勤務。ワーク・ライフ・バランスを良くしていくことが、ここ数年の課題。最近の趣味は、子どもたちとサッカーをしたり公園で遊ぶことです。
目次