ちょいぽちゃくらいが長生き!?
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この数回ほど内臓脂肪(メタボ)の危険性について書いてきました。
では瘦せていた方が良いのか、というとそうでも無いのです。
BMI(体格指数)22が標準体重と紹介しましたが、これは30-59歳の日本人男女約5,000人の健康診断の結果を調べた研究で、BMI 22が最も異常値が少なかったことに由来しているそうです。
ただこれには60歳以上の高齢な方は含まれていません。
死亡に関してはどうでしょうか?
40-59歳の日本人男女約2万人を10年間追跡した研究(2002年, Int J Obes Relat Metab Disord)では、BMI 23-24.9の方々が最も死亡率が低く、BMI 14-18.9とBMI 30以上の場合は2倍近く死亡率が高いというデータが出ました。
つまり痩せすぎても(特に男性)、太りすぎても早死ににつながりやすく、標準体重よりも少しぽっちゃりくらいが良いという感じです。
この文章を書いた人
桐ケ谷 大淳(きりがや だいじゅん )
大阪府出身。2001年、滋賀医科大学卒業。社団法人地域医療振興協会にて地域志向型研修を受け、へき地の診療所で所長を務める。2012年に子育て環境を考えて、妻の実家のある宮崎県へ異動。地域の病院での在宅医療部門の立ち上げや、大学での教育に携わり、2020年4月から都農町にて勤務。ワーク・ライフ・バランスを良くしていくことが、ここ数年の課題。最近の趣味は、子どもたちとサッカーをしたり公園で遊ぶことです。
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