救急搬送困難事案
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119番に電話し、救急車を呼んでも、診てもらえる病院がなかなか決まらない場合があります。
「医療機関への受入れ問い合わせ4回以上」かつ「現場滞在時間30分以上」かかる場合を、救急搬送困難事案といいます。
新型コロナ第7波により救急車の搬送先がなかなか決まらず、場合によっては救急車を呼んだのに病院に運ばれて診てもらう前に体の状態が悪くなってしまうケースもあります。
宮崎県でも救急搬送困難事案が増えてきているのが問題になっています。
搬送先が見つかるまで、1台の救急車が長く動けないようになってしまいます。
別の患者さんが救急車を呼んだ時に、救急車のやり繰りが大変になっていきます。
救急車の適正利用について、宮崎県のホームページでも情報提供されています。家庭で使える「救急車マニュアル(消防庁作成)」もありますので、ぜひご覧ください。
https://www.pref.miyazaki.lg.jp/kiki-shobohoan/bosai/chishiki/20181016092331.html
この文章を書いた人
桐ケ谷 大淳(きりがや だいじゅん )
大阪府出身。2001年、滋賀医科大学卒業。社団法人地域医療振興協会にて地域志向型研修を受け、へき地の診療所で所長を務める。2012年に子育て環境を考えて、妻の実家のある宮崎県へ異動。地域の病院での在宅医療部門の立ち上げや、大学での教育に携わり、2020年4月から都農町にて勤務。ワーク・ライフ・バランスを良くしていくことが、ここ数年の課題。最近の趣味は、子どもたちとサッカーをしたり公園で遊ぶことです。
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