脂っこい食事で胃がもたれるのはなぜ?
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「年をとると脂っこい食事があまり食べられなくなる。」そんな話はよく聞きます。
私も若いうちは焼肉食べ放題で、たくさん焼肉を食べられましたが、最近は数口食べれば満足、食べ過ぎると翌日まで胃が重いような感じになります。
脂っこい食べ物は、消化に時間がかかるため、胃の中に長く残りやすくなります。
年をとると、胃腸のはたらきが弱くなり、若いころよりも余計に消化に時間がかかるようになります。
また、脂肪を分解する物質(酵素)の分泌が弱くなるため、脂肪の分解にも時間がかかります。
そのため、脂っこいものを少し食べただけで満腹になり、多くは食べられなくなります。
食べ過ぎないようにという、体のサインと思うのが良さそうですね。
この文章を書いた人
桐ケ谷 大淳(きりがや だいじゅん )
大阪府出身。2001年、滋賀医科大学卒業。社団法人地域医療振興協会にて地域志向型研修を受け、へき地の診療所で所長を務める。2012年に子育て環境を考えて、妻の実家のある宮崎県へ異動。地域の病院での在宅医療部門の立ち上げや、大学での教育に携わり、2020年4月から都農町にて勤務。ワーク・ライフ・バランスを良くしていくことが、ここ数年の課題。最近の趣味は、子どもたちとサッカーをしたり公園で遊ぶことです。
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